こんにちは、たかはしみのるです。
先日、新たなEAを購入しました。その名も「EA-F」。元々は別の名称で売られていたEAのようです。11/17から値上げ予定とのことですので、バックテストしかしていない状態ですが、急ぎで記事を公開します。
※アフィリエイトではありませんので、忖度なしで検証しています
検証条件
- 通貨ペア:GBPCHF
- 時間足:15分足
- テスト期間:2017年1月1日~2020年12月31日
- スプレッド:20(2.0pips)
- 全ティック
- 初期資金:10,000USD
- ロット:0.1Lot(固定)
- 使用したヒストリカルデータ:Alpari社
検証時のEAのパラメータは右の通りです。
基本的にデフォルト設定のままですが、「Friday Trade」を有効にしています。今回の検証では「GMTOffset」はデフォルトの「2」にしていますが、もしかしたら夏時間は3に変えた方がいいのかもしれませんね。
検証結果
結果は非常に優秀です。資産曲線はきれいな右肩上がりになっています。
平均利益7.16$に対して、損失が-41.29$と損大利小になっていますが、勝率は94.74%と非常に高くなっており、トレードあたりの期待利益は4.61$と非常に高いです。プロフィットファクターも3.12とかなり優秀な値です。最大ドローダウンも2.42%とかなり低い値です。
詳細をQuant Analyzerで見てみましょう。
年ごとの結果です。どの年も90%以上の高い勝率となっており、年間収支もすべてプラスです。
月間で見てもマイナス収支になったのは1回のみで抜群の安定性ですね。
曜日別に見ても、特に苦手な曜日があるわけではなく、安定して勝てています。週またぎでポジションを取りたくない場合は、パラメータで調整可能です。
エントリー時間別収支です。23時~1時の時間帯を狙ってエントリーする、朝スキャタイプのロジックのようです。0時台のエントリーの方が利益が出ていますね。パラメータでは調整できませんが、もしかしたら0時台だけ稼働させた方がより安定するかもしれません。
SQNスコアが32.6もあります。これは聖杯級ですね。すごい。
スプレッド耐性について
スプレッドが広がりやすい「朝スキャ」タイプということですので、どれぐらいのスプレッドまで耐えられるか確認しました。
スプレッドを5pipsに設定したテストがこちら。ドローダウンが少し大きくなりましたが、まだプロフィットファクターが1.91もありますね。5pipsでも大丈夫そうです。
スプレッドを8pipsに広げてみました。資産曲線がいびつになってきましたね。それでもプロフィットファクターが1を超えており、まだなんとか耐えています。
2021年11月14日(日)現在、FXTFのスプレッドが1.9pips、外為ファイネストが2.4pips、AXIORYが4.1pips、GemForexが15.2pipsです。ブローカーによっては厳しいかもしれませんが、国内口座なら利益がでそうです。
他通貨ペアへの適用
本EAは他の通貨ペアへの適用について、特に制限されていません。同じポンド系ということでGBPUSD、GBPAUDのバックテストも行いましたので、結果を共有します。
GBPUSDのテスト結果です。プロフィットファクターが1.35あり、資産曲線もなかなかの右肩上がりです。最適化は全くしていないので、上昇の余地はありそうです。
こちらはGBPAUDのテスト結果です。こちらはプロフィットファクター2.01と、このままでも十分通用しそうです。最適化したらさらに良くなる可能性もあります。
まとめ
ご紹介したEAは、
- 収益力は申し分なし
- スプレッド耐性は高め
のため、国内口座での運用であれば文句なくオススメできると思います。海外口座はGBPCHFのスプレッドを確認してから購入した方が良さそうです。
他の通貨ペアでも好成績が期待できそうなのもうれしいですね。
注意点
本EAは元々海外製ということで日本円口座では複利機能が正しく動作しないようです。販売者のnoteに注意喚起が出ていますので、購入の前にご確認ください。
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