8/10相場分析(2021年)

相場分析

昨日も米ドル中心の相場でした。欧州時間までは売り買いが拮抗していましたが、NY時間に米ドル買い優勢となりました。実際のチャートを見ていきましょう。

ドルインデックス(DXY)

昨日のNY時間から米ドル買いが優勢となり、ドルストレートは下落となりました。しばらくは米ドル中心の相場が続きそうです。

EURUSD

日足は下向きです。昨日は米ドル買いの影響で大きな陰線となりました。ユーロは弱い状況が続いており、1.17を試す展開になっています。引き続き下目線です。

4時間足、1時間足はともに下向きです。昨日の欧州時間までは少しだけ上昇しましたが、1時間足中間線に上値を押さえられてNY時間から下落しました。

15分足も下向きです。1時間足中間線を越えられず、きれいに下落しています。戻り売りを狙う場合は15分足の移動平均帯上限ぐらいまでは待ちたいところです。

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.83付近で推移しています。ポジション比率は横ばいですが、価格はずるずる下がっています。ロングポジションの上昇は限界近くまで来ているように見えますので、そろぞろ調整がありそうです。EURUSDの上昇には気を付けた立ち回りをしたいところです。

日足:下、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下

USDJPY

日足は上向きです。昨日は小さな陽線となりました。米ドルも強いですが、日本円もある程度買われている状況に見えます。基本は上目線ですが、円買いが収まるのを待った方が方向感が出そうな雰囲気です。

4時間足、1時間足はともに上向きです。NY時間の上昇で4時間足の移動平均帯上限を上抜けし、4時間足も上向きに転じました。入るなら押し目を待ちたいですね。

15分足も上向きです。だだし、15分足中間線をまたいで推移することも多くなっており、上昇の勢いはだいぶ弱まっているように見えます。一旦調整の下落をしてもおかしくない状況のようです。

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.20付近で推移しています。5月以降の傾向を見ると、0.16まで下がると反転上昇しているケースが多いため、ポジション比率はそろそろ下げ止まりそうな状況です。USDJPYの調整下落には注意しましょう。

日足:上、4時間足:上、1時間足:上、15分足:上

GBPUSD

日足は上向きです。昨日は小さな陰線となり、中間線を下抜けしています。ただし、ポンドもそれほど弱くはないため、無理にトレードしなくてもいいように見えます。

4時間足は上向き、1時間足は下向きとチグハグな状況です。1.383付近に4時間足の移動平均帯下限があり、そろそろ反発上昇しそうな雰囲気にも見えます。

15分足は下向きです。4時間足移動平均帯がほぼ平行になっており、一旦は下げ止まる可能性があります。EURUSDやUSDJPYのポジション比率から調整の兆しが見えるため、短期的に米ドル売りが発生するのであれば、GBPUSDは急上昇する可能性がありそうです。

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.45まで上昇しています。ポジション比率の偏りはあまりなく、トレンドはまだ続きそうに見えます。ただし、EURUSD、USDJPYのポジション比率からはいつ調整が始まってもおかしくないように見えますので、GBPUSDの急上昇には注意しておくべきだと思います。

日足:上、4時間足:上、1時間足:下、15分足:下

AUDUSD

日足は下向きです。昨日は米ドル買いの影響もあって陰線となり、中間線よりも下で推移している状況が続いています。基本的には売りで入りたい通貨ペアです。

4時間足、1時間足はともに下向きです。基本は戻り売りを待って入りたいと考えています。現在は1時間足中間線まで戻ってきていますが、ここで下落するかは不透明です。個人的には0.736まで待って売りで入りたいと考えています。

15分足も下向きです。短期的には1時間足中間線も効いているように見えますので、0.734あたりで打診売り、15分足移動平均帯上限と4時間足中間線のある0.736付近で追加するのも面白いと考えています。

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.73まで上昇しています。ロングポジションが急激に上昇しているため、AUDUSDもそろそろ調整の上昇がありそうな雰囲気です。ショートを検討する場合は注意しましょう。

日足:下、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下

通貨強弱

1時間足の強弱は

USD > GBP > JPY > AUD > EUR

と見ています。そのほかの時間帯は次の図の通りです。

まとめ

EURUSDの戻り売りが本命ですが、ドルストレートの通貨ペアでロングポジションが溜まっており、短期的な調整がありそうです。その場合はGBPUSDのロング、USDJPYのショートが良さそうです。

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