昨日も米ドルが強い1日となりました。夏枯れ相場のためか、それほど動きはありませんでしたが、米ドル買いの流れが続くのか注目です。
ドルインデックス(DXY)

昨日も米ドルが買われ、前回高値の93.2付近まで到達しています。93.2を上抜けするのか、反落するのか注目のポイントだと考えています。
EURUSD

4時間足、1時間足共に下向きです。日足レベルの前回安値である1.17を下抜けすると、1.16ぐらいまでサポートはなさそうなので、するすると下がって行きそうな雰囲気です。1.17付近での動きに注目しましょう。

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.85付近で推移しています。ポジション比率は横ばいですが、価格はずるずる下がっている状況です。ポジション比率的には飽和状態だと思いますので、いつ調整が入ってもおかしくない状況に見えます。もしかしたら、今日の経済指標で調整にはいるかもしれません。
日足:下、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下
USDJPY

15分足も上向きです。ほぼ15分足中間線を下回ることなく上昇を続けています。押し目待ちだとエントリーのタイミングはないかもしれません。今日の米国経済指標で押し目をつけることを期待したほうがいいかもしれませんね。

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.16まで下がっています。5月にデータを取り始めてから最もロングポジション比率が低い状態ですので、いつポジション調整が入ってもおかしくない状況です。
日足:上、4時間足:上、1時間足:上、15分足:上
GBPUSD

日足は上向きです。米ドルが強い中、ポンドは他通貨と比べてだいぶ強い状況を維持しているように見えます。米ドルが調整で売られる局面になれば、GBPUSDの短期ロングが良さそうですので、その時が来るまではあまり手を出さなくていい通貨ペアだと思います。

4時間足、1時間足はともに下向きです。4時間足移動平均帯下限でしばらくもみ合っていましたが、下抜けして4時間足も下向きに転換しています。きれいな下降トレンドが発生しているようなので、トレンドラインを上抜けするまではロングしないほうが無難だと思います。

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.51まで上昇してきました。まだまだ上昇してもおかしくない形に見えますが、取引量の多いEURUSD、USDJPYのポジション比率がかなり偏っている関係で短期の米ドル売りが発生する可能性があります。ポンドは比較的強い状況が続いていますので、米ドルが売られる局面ではGBPUSDのロングをしたいと考えています。
日足:上、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下
AUDUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.62付近で推移しています。8月10日の調整でロングポジション比率がだいぶ下がったため、上昇余地が出てきました。AUDUSDとしてはまだ下がれる状況になりましたので、下目線継続でいいと考えています。
日足:下、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下
通貨強弱

1時間足の強弱は
USD > AUD > GBP > JPY > EUR
と見ています。そのほかの時間帯は次の図の通りです。
まとめ
ポジション比率的にAUDUSDの下げ余地が出てきましたので、米ドルが強い状況が続くのであればAUDUSDのショート、米ドル買戻しがあるのであれば、GBPUSDのロングを狙いたいです。21:30に米国の経済指標が発表され、流れが変わる可能性がありますので、十分に注意しましょう。
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