11/1 相場分析(2021年)

相場分析

金曜日はすごい米ドル買いの相場でしたね。木曜日に売られた分が一気に買い戻され、さらにドル買いが戻されました。月末ということも影響したのだと思いますが、かなり読みにくい展開でした。

ドルインデックス(DXY)

ドルインデックス4時間足チャートです。移動平均帯下限を下抜けした直後から米ドルが買われ始め、欧州時間からNY時間にかけて強く買われました。移動平均帯の下から、移動平均帯上限を突き抜けて一気に上昇しており、米ドル買い一辺倒の相場でした。米ドルは今後も買われる展開かなと思っています。

EURUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.8付近まで急上昇しています。EURUSDの急落で、ショートポジションは続々と利確され、含み損を抱えたロングポジションが塩漬けになっているんでしょうね。EURUSDが上昇しても、含み損を抱えたロング勢がポジションクローズするため、上値が重くなりそうですね。

日足は下向きです。木曜日は急上昇で中間線を上抜けましたが、金曜日はそれに輪をかけたような急落となり、1.152の安値を試しそうな状況になりました。下目線継続だと考えています。

4時間足、1時間足はともに下向きです。木曜日の上昇は4時間足移動平均帯上限で止められ、そこからじわじわ下げて欧州時間、NY時間に一気に下げた状況です。1.162ぐらいまで戻れば売りやすいですが、戻る可能性はあまりないかもしれませんね。

15分足も下向きです。15分~日足まで下向きでそろっており、戻ったら売りたい通貨ペアですね。1時間足中間線、4時間足中間線、過去のレジスタンスが1.162で重なっていますので、ここまで戻れば売るのもありかなと思います。

日足:下、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下

USDJPY

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.14まで下落していますが、0.2からの下落なのであまり動いていないとも言えます。ショートポジション飽和状態ではあるので、USDJPYはここから上げられるのか、注目しています。

日足は上向きです。金曜日は米ドル買いで陽線となりましたが、それほど大きな陽線にはなりませんでした。日本円も少し買われたようです。急上昇の後のもみ合いが続いている状況ですので、日足レベルでは無理にトレードしなくてもいいかなと思います。

4時間足、1時間足はともに上向きです。実体ベースでみると113.4付近でダブルボトムを形成しているように見えますし、4時間足ベースでみると右肩下がりの三尊にも見え、わかりづらい状況です。日足の中間線は112.9あたりにありますので、日足の中間線が追い付くまで待ってもいいかもしれません。

15分足も上向きです。安値が切り上がっており、水色のトレンドラインに沿って上昇しているように見えます。トレンドライン付近に1時間足と15分足の移動平均帯下限がありますので、短期的にはこの辺りで買うのもいいかもしれません。

日足:上、4時間足:上、1時間足:上、15分足:上

GBPUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.55付近まで上昇しています。ポジション比率としてはほぼ半々なので、上にも下にも動く可能性がありそうです。

日足は下向きです。金曜日は大陰線になり、中間線を下抜けています。長期的には日足中間線ぐらいまでは戻りを待ってショートしたいところです。

4時間足は上向き、1時間足は下向きとチグハグな状況です。金曜日は米ドル買いの影響もあって急落しています。辛うじて4時間足移動平均帯下限で支えられたようにも見えますが、日足と4時間足の中間線が重なる1.374あたりでは上値が重くなりそうです。

15分足は下向きです。金曜日は一旦4時間足中間線で支えられたものの1.38を上抜けできず、最終的には大きく下げました。4時間足移動平均帯下限で下げ止まった形です。15分足中間線を上抜けるようであれば1.374あたりまで戻る可能性があると思いますが、そのあたりで上値が重くなると思っています。

日足:下、4時間足:上、1時間足:下、15分足:下

AUDUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.19まで上昇しましたが、米ドルがあれだけ買われたことを考えると、変動幅はかかなり小さかったという印象です。豪ドルが強い状況ですね。AUDUSDは押し目で買いやすい状況かもしれません。

日足は下向きです。金曜日は陰線になりましたが、米ドルがかなり買われたことを考えると、下落幅は小さいと思います。豪ドルの強さはもう少し続くかもしれませんね。長期的には押し目があれば買いたいと思っています。

4時間足、1時間足はともに上向きです。少し荒いですが、4時間足中間線に支えられながら、徐々に上昇しているようにも見えます。水色のトレンドラインも近づいてきましたので、0.751あたりで支えられそうに見えます。

15分足は下向きですが、15分足の移動平均帯は18pipsほどに密集しており、あまり効かなそうです。4時間足中間線で押し目買いのほうが優位性がありそうに見えます。

日足:下、4時間足:上、1時間足:上、15分足:下

通貨強弱

1時間足の強弱は

AUD > USD > JPY > EUR > GBP

と見ています。そのほかの時間帯は次の図の通りです。

まとめ

EURUSD、GBPUSDの戻り売り狙いです。EURUSDは1.162あたり、GBPUSDは1.374あたりまで戻れば、プライスアクションを見てショートしたいと思っています。

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