昨日は終始、米ドルが買われる展開となりました。ドル円以外のドルストレートは陰線、ドル円については直近高値まで到達しました。このまま米ドル買いが続くのか、実際のチャートを見ていきましょう。
ドルインデックス(DXY)

93.5を上抜けした後、すぐに前回高値の93.7まで到達しました。現在は93.7付近でもみ合いが続いています。ここを超えてくるのであれば次の目標は2020年11月につけた94.3あたりだと思いますが、もしかしたら少し押し目をつけてくるかもしれません。
EURUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.73付近で推移しています。ロング比率はまだ上昇余地がありそうです。EURUSDはまだ下降トレンドが続く可能性が高そうです。

4時間足、1時間足はともに下向きです。下向きのトレンドラインまで戻ってきたところですね。1時間足中間線でも押さえられていますので、このあたりで上下どちらかに動きそうです。上なら1.17あたり、下なら1.166あたりまで狙いたいですね。
日足:下、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下
USDJPY

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.08付近で推移しています。これ以上、ロングポジションが減るのは厳しい状況だと思います。USDJPYの上昇の勢いも落ち着いており、一旦は押し目をつけるかなと考えています。

日足は上向きです。 昨日まで5日連続の陽線でレンジ下限付近から前回高値の111.6まで一気に上昇しました。ポジション比率的にもそろそろ押し目をつけそうな雰囲気です。短期的なショートがリスクリワード的に良さそうですが、勇気がいる状況だと思います。

4時間足、1時間足はともに上向きです。 ようやく1時間足中間線まで下りてきました。移動平均線の傾きもほぼ横ばい状態になっており、少し調整が入ってもおかしくない状況です。低勝率覚悟でショートするなら面白いポイントだと思います。

15分足は上向きです。 111.6付近でだいぶもみ合っている状況です。個人的にはチャートパターンが出ればショートしてみたいつもりです。エントリーするなら低勝率覚悟で低ロット、浅めの損切設定で入りたいです。
日足:上、4時間足:上、1時間足:上、15分足:上
GBPUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は急上昇して0.89付近で推移しています。GBPUSDは節目だった1.36を下抜けしたので、下降トレンド継続だと見ていますが、ロングポジションが増える余地もあまりなさそうなので、一旦は調整があるかもしれません。

4時間足、1時間足はともに下向きです。 昨日は滝のように急落したあと、1.352付近でもみ合っている状況です。ショートで入るのはかなり怖い状況だと思っています。個人的には戻りがなければショートしたくない状況です。現状だと前回安値の1.36か、4時間足中間線がある1.365ぐらいまで戻らないと売りたくないです。
日足:下、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下
AUDUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.69付近で推移しています。AUDUSDは0.722~0.732の間でレンジになっているように見えるので、方向感がでるまではレンジ戦略がいいと思います。

日足は下向きです。中間線より下で推移していますので、基本は下目線ですが、陽線と陰線が交互に出ており、方向感はあまりありません。中間線あたりまで戻れば浅い損切でショートしてもいいと思いますが、しばらくは様子見がいいかもしれません。

4時間足、1時間足はともに下向きですが、移動平均帯上限・下限ともにギザギザしており、あまり効きそうなイメージは持てません。 トレンドが出るまでは割り切って0.722~0.732のレンジ戦略がいいかもしれません。

15分足は下向きです。 上位足含めて下向きでそろっているので、1時間足移動平均帯上限がある0.7275で反落するならそのあたりで売ってもいいと思いますが、線がギザギザしているのであまり効かないかもしれません。0.732まで耐えるのはつらいので、損切は浅めに設定したいと思います。
日足:下、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下
通貨強弱

1時間足の強弱は
USD > AUD > EUR > GBP > JPY
と見ています。そのほかの時間帯は次の図の通りです。
まとめ
基本的にトレンドフォローなのですが、どの通貨ペアも狙いにくい状況だと思います。強いて言うなら、USDJPYの逆張りショートがいいかもしれませんが、危険なので損切は浅めに設定したいところです。
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