昨日は終始米ドルが売られる展開となりました。短期的には米ドル買いの流れは収まったように思います。実際のチャートを見ていきましょう。
ドルインデックス(DXY)

注目していた92.0もあっさり下抜けしました。今日は月末の金曜日ですので、短期的な米ドル買戻しの動きがあるかもしれませんが、しばらくはドル売りの流れになると考えています。
EURUSD

4時間足は下向き、1時間足は上向きとチグハグな状況です。昨日もドル売りの流れの中で上昇しましたが、7/6のヒゲ高値で一旦押さえられた形になりました。今日は短期的なドル買いが起きる可能性がありますが、週明け以降に上昇再開しそうな雰囲気です。ドル買いの底で買いを拾いたいところです。

15分足は上向きです。一旦上昇が落ち着いてきたのか、1時間足中間線あたりまで戻ってきました。今日は月末の金曜日なので逆流して短期的なドル買いになる可能性がありますので、安易なロングは危険かなと思います。

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.32まで急落した後、0.37まで戻しています。もう少し調整してポジション比率が増えた後、再度下落すると考えていますので、ポジション調整が落ち着いたあたりがEURUSDは押し目買いのチャンスだと考えています。
日足:下、4時間足:下、1時間足:上、15分足:上
USDJPY

4時間足、1時間足はともに下向きです。戻り売りを狙っていきたい状況です。今日は短期的に上昇する可能性がありそうですので、日足と4時間足の中間線がある109.9あたりで一旦売りで入りたいと思っています。(ちょうど今回の下降の起点となったのも109.9あたりです)また、110.05あたりに1時間足移動平均帯上限があるのも売り圧力になると思います。

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.47付近まで上昇しています。上下のポジション量はほぼ拮抗しているようですので、米ドル売りの流れに乗るように、戻り売りを狙うのがいいと思います。
日足:上、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下
GBPUSD

日足は上向きです。昨日も陽線となり、コマ足を挟んで移動平均帯の下限から上限まで一気に上昇しています。注目していた移動平均帯上限で少し反発しているようです。月末の金曜日ということで米ドルが買われる可能性も高いため、今日あたりはもみ合う展開になるかもしれません。

4時間足、1時間足はともに上向きです。チャートからもわかるようにきれいに上昇しており、押し目買いを狙いたい通貨ペアだと思います。1.39あたりまで押せば、日足と4時間足の中間線あたりで反発を確認してロングしても良さそうな気がします。

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.08まで下がった後、少し上昇して0.12付近で推移しています。かなり下まできていますので、月末のポジション調整があれば、一気にポジション比率が上昇しそうです。そこがGBPUSDの押し目買いポイントになりそうな雰囲気です。
日足:上、4時間足:上、1時間足:上、15分足:上
AUDUSD

15分足は上向きです。昨日のNY時間あたりからずるずる下がってきているようで、短期的にもあまり方向感がありません。わざわざトレードしなくてもいいように見えます。ただし、月末のポジション調整で米ドルが強い状況に転じれば、AUDUSを売るのが面白そうです。
日足:下、4時間足:下、1時間足:上、15分足:上
通貨強弱

1時間足の強弱は
GBP > EUR > JPY > AUD > USD
と見ています。そのほかの時間帯は次の図の通りです。
まとめ
月末のポジション調整があれば、AUDUSDの売り、ポジション調整が終わればGBPUSD、EURUSDの押し目買いがいいように思います。USDJPYは109.8あたりから売りあがっていくのがいいかもしれません。
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