7/29相場分析(2021年)

相場分析

米ドルが売られています。かなり弱い状況です。昨晩のFOMCで一瞬だけドルが買われ、すぐに売られました。当面はドルが弱い状況が続くかもしれません。

ドルインデックス(DXY)

上昇トレンドが終了したように見えますね。高値・安値の切り下げが発生しており、下降トレンドが始まったようにも見えます。直近では92.0がレジスタンスになるか注目したいです。

EURUSD

日足は下向きです。FOMC後の米ドル売りもあり、昨日も陽線となり、4日連続で陽線となりました。とうとう中間線まで戻ってきており、中間線を上抜けて確定するようであれば、短期的に上目線に変える必要がありそうです。

4時間足は下向き、1時間足は上向きとチグハグな状況です。現状、日足の中間線よりも上で推移しており、上昇の勢いが強いように見えます。欧州時間以降の巻き返しを目指して売りで入るのもリスクリワード的には面白いかもしれませんが、無理しない方がいいと思います。

15分足は上向きです。FOMCの影響で一瞬だけ1時間足移動平均帯下限を下抜けしましたが、すぐに米ドルが売られ、強く上昇しています。それ以降は小幅な値動きですが、徐々に上昇しています。

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.51付近まで下落しています。上下どちらにも動きそうな状況ですので、無理にトレードせず、大きな下落の流れが終わって上昇に転換するのか、もうう少し様子を見た方がいいかもしれません。

日足:下、4時間足:下、1時間足:上、15分足:上

USDJPY

日足は上向きです。昨日は小さな陽線となりましたが、中間線よりは下で推移しており、上昇トレンドは一旦落ち着いているように見えます。短期的には下げそうな雰囲気です。

4時間足、1時間足共に下向きです。1時間足移動平均帯の上限で阻まれて下降を再開しているように見えます。109.55付近に何度か意識されているサポートがあり、ここで支えられるのか注目です。下抜けしたらついていっていいと思います。

15分足は下向きです。今日は15分足中間線を上抜けることなく推移しており、下降の勢いが強い状況です。109.55のサポートが機能するのか注目です。

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.40付近まで上昇しています。直近はポジション比率の推移と比較してそれほど値動きがない状況に見えます。市場参加者も方向感をつかみかねているように見えます。

日足:上、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下

GBPUSD

日足は上向きです。注目していた1.391の水平線もあっさり上抜けしたように見えます。日足の移動平均帯が収束してきており、その移動平均帯上限付近まで達しています。移動平均帯上限をあっさり上抜けしそうな勢いですが、どう反応するか注目しています。

4時間足、1時間足はともに上向きです。4時間足移動平均帯上限にもあまり反応せず、するすると上昇しています。少し上に日足移動平均帯上限があり、どう反応するのか注目です。(日足は上向きなのであまり反応しない可能性もありますが)

15分足も上向きです。15分足~日足まで上向きでそろっており、基本は買いで入るべきだと思います。高値掴みを避けるため、押し目を拾いたいところです。

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.14まで下落しています。過去2か月の中でもかなり低水準まで減っており、そろそろポジション調整がありそうな状況に見えます。GBPUSDが上昇するためには、そろそろ押し目をつける必要がありそうですので、急落には気を付けたいところです。ポジション調整後に買いで入るのが良さそうです。

日足:上、4時間足:上、1時間足:上、15分足:上

AUDUSD

日足は下向きです。昨日はFOMC後の米ドル売りで陽線となりました。本日も陽線となっていますが、昨日も本日も実体が小さなロウソク足であまり方向感がありません。豪ドルも米ドルも弱い状況に見えます。

4時間足は下向き、1時間足は上向きとチグハグな状況です。本日の上昇で1時間足移動平均帯を上抜けしており、上向きに転じたところです。すぐに移動平均帯内に戻ってくるようであれば、下向きに転換する可能性もあります。0.739付近は何度もレジスタンスになっている価格帯でもあり、売りで入るなら入りやすいところかなと思います。ただし米ドルは弱い情なので損切は浅めにしたほうが無難です。

15分足は上向きです。1時間足の移動平均帯上限で押さえられたものの、1時間足、4時間足の中間線が重なるポイントで支えられたように見えます。短期で入るならロングのほうが優位性がありそうです。ただし、急落の可能性もありそうなので要注意です。

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.59付近で推移しています。ポジション比率の変化量に対して、価格の上昇幅が大きいように見えるため、上げやすい相場環境なのかなと感じています。

日足:下、4時間足:下、1時間足:上、15分足:上

通貨強弱

1時間足の強弱は

GBP > EUR > JPY > AUD > USD

と見ています。そのほかの時間帯は次の図の通りです。

まとめ

米ドル売りの流れが本物なのか、見極めたいところです。ドルインデックスは下降トレンドに転換したようにも見えるので、EURUSDの押し目買いがいいかもしれませんが、今日は見送りたい心境です。逆張りならポジション比率が偏りすぎているGBPUSDのショートかなと思いますが、危険なので小ロットでやる方がいいと思います。

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