8/16相場分析(2021年)

相場分析

昨晩は欧州時間からNY時間にかけて急激に米ドルが売られました。米国の経済指標が予想外に悪かったことをきっかけにして、ドル買いポジションの整理が行われたのかもしれません。早速実際のチャートを見ていきましょう。

ドルインデックス(DXY)

チャートを見ると、欧州時間からNY時間にかけて急激に米ドルが売られたことがわかります。92.3ぐらいで買い支えがある可能性が高そうですが、週明けの動きを見たいところです。

EURUSD

日足は下向きです。金曜日は大きな陽線となり、中間線あたりまで戻ってきました。上昇の勢いが収まれば売りやすい位置かなと思いますので週明けの動きは注目です。

4時間足、1時間足ともに下向きです。金曜日の欧州時間からNY時間にかけて急上昇しましたが、なんとか1時間足移動平均帯上限で止まったように見えます。すぐ上に日足の中間線もあり、リスクリワード的には売りで入りやすい状況に見えます。

15分足は上向きです。15分足の移動平均線はかなり密集していたところを上抜けし、そのまま4時間足中間線を上抜けして急上昇しました。週明けに1時間足移動平均帯を上抜けするようであればさらに上昇するかもしれません。

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.35付近まで急落しています。今回の急上昇でつかまっていたロングポジションを決済できたのかもしれません。上値が重い状況は解消されたように見えますので、戻り売り狙いでいいのか、少し怪しくなってきています。

日足:下、4時間足:下、1時間足:下、15分足:上

USDJPY

日足は上向きですが、金曜日の米ドル売りで急落しており、中間線も下抜けしています。すぐに上昇するのか、このまま下落を続けるのか、様子を見たいところです。

4時間足、1時間足はともに下向きです。109.9付近に固まっていた、日足の中間線、4時間足移動平均帯下限、1時間足移動平均帯下限を一気に下抜けしています。ここまで急激に下がると、押し目買いでいいのか怪しく感じますね。

15分足は下向きです。かなり急激に売られており、チャート的には押し目買いというよりも戻り売りのほうが優位性がありそうに見えます。

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.55まで急激に上昇しています。滞留していたショートポジションがかなり決済されたんじゃないでしょうか。そこ堅い状況も解消されたように見えますので、今後の動きは読みづらくなってきたように思います。

日足:上、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下

GBPUSD

日足は上向きです。金曜日は米ドル売りで陽線となりました。ただしまだ中間線を少し上抜けた状態ですので、もう少し下がりそうな雰囲気にも見えます。

4時間足、1時間足は下向きです。金曜日の米ドル売りで急激に上昇しましたが、すぐ上に直近高値と1時間足移動平均帯上限と4時間足移動平均帯上限があるため、1.388~1.389あたりで上値が重くなりそうな雰囲気です。様子を見て売りで入るのも面白そうです。

15分足は上向きです。15分足の移動平均帯上限と4時間足中間線が重なっていた1.384あたりで上値が重くなりそうだと踏んでショートで入りましたが、やられてしまいました。。1.388~1.389の値動きを見て、再びショートで入ることを検討しています。

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.26まで急落しています。ただ、GBPUSDの価格上昇が限定的に見えるので、まだ弱い状況のように見えます。GBPUSDは戻り売り狙いがいいように思います。

日足:上、4時間足:下、1時間足:下、15分足:上

AUDUSD

日足は下向きです。金曜日は米ドル売りで陽線となりましたが、中間線には達しておらず、引き続き下目線です。

4時間足は下向き、1時間足は上向きとチグハグな状況です。金曜日は米ドル売りで急上昇しましたが、前回高値には到達しておらず、豪ドルの強さはあまり感じられません。週明けに米ドル売りが落ち着いているようであれば、前回高値付近に損切を設定して、ショートで入るのも面白そうです。

15分足は上向きです。先週のクローズ間際は米ドル売りも落ち着いて15分足中間線あたりまで下がってきました。15分足中間線を下抜けするようであれば、4時間足中間線(0.736)あたりまで下げてくる可能性が高そうに見えます。週明けの情勢を見て、エントリーするか見送るか判断したいところです。

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.47まで下がりました。ただしチャート形状的にもレンジになりそうな雰囲気ですので、米ドル売りが落ち着けば、レンジ戦略でショートで入る方がわかりやすそうに見えます。

日足:下、4時間足:下、1時間足:上、15分足:上

通貨強弱

1時間足の強弱は

JPY > AUD > USD > EUR > GBP

と見ています。そのほかの時間帯は次の図の通りです。

まとめ

週明けに米ドル売りが落ち着いていれば、GBPUSD、EURUSDのショートを狙いたいです。GBPUSDは1.388~1.389でエントリー、1.39を上抜けたら損切。EURUSDは1時間足移動平均帯上限(1.18)でエントリー、日足中間線を上抜けたら1.182あたりで損切のイメージです。

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