金曜日は米ドルが買われましたが、終了間際には米ドルが少し売られる展開でした。ドル円以外のドルストレートは長めの下ひげを形成しています。VIX26台で推移しており、リスクオンになりそうな状況です。実際のチャートで確認していきましょう。
ドルインデックス(DXY)

ドルインデックス4時間足チャートです。欧州時間は米ドルが買われましたが、NY時間からは米ドルが売られました。中間線より上で推移しており、104.6の水平線も効きそうな状況ですので、米ドル買い方向でポジションを取りたいと思っています。
EURUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.70付近で推移しています。EURUSDは安値を試している状況。1.035を割ったらさらに下落しそうです。

4時間足、1時間足ともに下向きです。金曜日は1.048の水平線で押さえられて下落しましたが、NY時間の米ドル売りで半値ほど戻しています。長期的には売り目線ですが、もう少し上昇する可能性もありそうです。

15分足も下向きです。金曜日は欧州時間からNY時間にかけて上下に激しく動きました。安値を更新しており、戻り切る前に下落すると思っていますが、どこまで上昇するかわかりにくい状況だと思います。1時間足中間線と15分足移動平均帯上限がある1.044~1.045あたりで反落するならついていってもいいかなと思っています。
日足:下、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下
USDJPY

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.27付近で推移しています。USDJPYは上昇トレンド中の調整局面が続いています。買いを狙いたいので、円買いが収まるのを待ちたいですね。

4時間足は上向き、1時間足は下向きとチグハグな状況です。直近は高値切り下げが発生しているように見え、下位足で下降トレンドが発生しているようにも見えます。買うならこのトレンドラインをブレイクしてからの方がいいと思います。

15分足は下向きです。高値切り下げラインと1時間足中間線、4時間足中間線が重なっており、135.4あたりで売り圧力がかかりそうな雰囲気です。134.8あたりでダブルボトムを逆三尊を形成してかかっているようにも見えるので、135.5を超えたらロングで入ってもいいかなと思います。
日足:上、4時間足:上、1時間足:下、15分足:下
GBPUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.76付近で推移しています。長い揉み合いを終えて下落トレンドが発生しているようです。調整で戻っていますが、週明けから売りを狙いたいですね。

4時間足、1時間足ともに下向きです。金曜日のNY時間の上昇で1時間足中間線まで戻ってきています。1.217あたりに水平線と4時間足中間線があり、ここを超えるなら上に行くかもしれませんね。1.209~1.217の間は攻防が激しそうなので静観がいいかもしれません。
日足:下、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下
AUDUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.75付近で推移しています。AUDUSDは下降トレンドが発生しており、戻り売りを狙いやすい状況だと思います。

4時間足、1時間足ともに下向きです。金曜日は大きく下落したあと、前回安値付近の0.683あたりまで戻ってきました。1時間足の中間線がちょうどこの辺りにあり、ここを起点に再下落する可能性もありそうです。
日足:下、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下
通貨強弱

1時間足の強弱は
JPY > USD > EUR > GBP > AUD
と見ています。そのほかの時間帯は次の図の通りです。
まとめ
金曜日は欧州時間に米ドルが買われ、NY時間に売られる展開でした。週明け米ドル売りになるのか米ドル買いが再開するのか読みにくいと思います。米ドルが売られるならUSDJPYのショート、買われるならAUDUSDのショートかなと思います。欧州時間ぐらいまで様子を見たいところです。
コメント