10/5相場分析(2021年)

相場分析

昨日は欧州時間に米ドルが売られる展開となり、GBPUSD、AUDUSDは強めに上昇しました。今日はどのような展開になるのか、実際のチャートを見ていきましょう。

ドルインデックス(DXY)

今日はこれまでのところ米ドルが買われており、昨日の下落分はすでに上昇した様子です。ポンドや豪ドルは比較的強い状況ですが、ユーロや円に対しては米ドルの方が強くなりそうな流れです。

EURUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.77まで上昇しています。他の通貨に比べて戻りは弱かったですが、ロングポジションの量は十分に減ったようですので、EURUSDは安値更新を試す展開になりそうです。

日足は下向きです。 中間線よりも下で推移しており、下目線継続と考えています。日足レベルで見ると、サポートだった1.166まで戻ってレジスタンスになったのを確認できれば、売りやすいと思っています。

4時間足、1時間足はともに下向きです。昨日の米ドル売りの流れで4時間足中間線を上抜けしましたが、すぐに押し返されました。移動平均線の傾きもマイナスになっており、下げやすい状況に見えます。

15分足も下向きです。15分足は昨日の上昇で一旦上向きに転換しましたが、15分足移動平均帯下限を下抜けし、再び下向きに転じています。1時間足中間線のある1.16あたりまで戻ればショートしやすい状況に見えます。

日足:下、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下

USDJPY

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.28付近で推移しています。USDJPYの下降も落ち着いてきたので、上昇を再開してもおかしくない状況だと思います。直近高値を更新したらロングしても面白いかもしれませんね。

日足は上向きです。昨日は上ひげの長い十字足になりましたが、今日はこれまでのところ上昇しています。調整が終わったのかどうか判断に迷う状況ですので、もう少し様子見でもいいかなと考えています。

4時間足、1時間足はともに上向きですが、1時間足レベルでは高値安値の切り下げが起きており、調整が終わったかどうかは判断しづらい状況です。111.3を上抜けすれば高値の切り下げが止まるので、調整が終わったと見る人が増えそうです。

15分足は上向きです。今日の午後に移動平均帯上限を上抜いて上昇に転じています。ただし15分足の移動平均帯が15pipsほどに密集しており、まだ方向感がはっきりしていないように見えます。111.3を上抜いて、押し目を付けたらロングで入りたいと考えています。

日足:上、4時間足:上、1時間足:上、15分足:上

GBPUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.34まで下落しています。GBPUSDは長期足で見ると下降トレンド中だと見ていますが、ポジション比率からはどちらに動くのかわかりにくい状況だと思います。

日足は下向きです。 中間線よりも下で推移しており、下目線継続で考えています。ただし、3日連続で陽線となっており、上昇の勢いが止まったのか判断がつきづらい状況です。1.36の水平線で上値が押さえられているようにも見えますが、まだ判断に迷うところです。

4時間足は下向き、1時間足は上向きとチグハグな状況です。1時間足の移動平均帯上限を上抜けしましたが、その後すぐに押し戻されています。移動平均線の傾きも緩やかになっており上昇の勢いは落ち着いてきたように見えますが、もう少し上昇しても不思議ではない状況です。

15分足は上向きです。1時間足移動平均帯上限と中間線の間に挟まれて推移しており、抜けた方向に大きく動きそうな雰囲気です。米ドルが強くなりそうな状況ですので、下抜けするほうがやや優勢かなと思いますが、抜けた方向についていく方が無難だと思います。

日足:下、4時間足:下、1時間足:上、15分足:上

AUDUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.46付近まで減っています。ポジション比率的には上にも下にも動ける状況になっています。

日足は下向きです。昨日まで3日連続で陽線となりましたが、中間線に阻まれたのか、今日は今のところ陰線になっています。中間線を背にショートするのも面白いかなと思います。

4時間足は下向き、1時間足は上向きとチグハグな状況です。0.731の水平線と日足の中間線、4時間足の移動平均帯上限に押さえられて下落してきている状況ですが、安値の切り上がりは止まっておらず、水色のトレンドラインよりも上で推移しており、ロングもショートも入りづらい状況に見えます。

15分足は上向きですが、上下に激しく動いており、あまり方向感がない状況です。0.731を上抜けるか、トレンドラインを下抜けするまで待ちたいですね。

日足:下、4時間足:下、1時間足:上、15分足:上

通貨強弱

1時間足の強弱は

AUD > GBP > USD > JPY > EUR

と見ています。そのほかの時間帯は次の図の通りです。

まとめ

EURUSDの戻り売りがいいと思います。1.16まで戻ってで反発すればショートしたいです。USDJPYは111.3を上抜けした後で押し目を待ってロングで入りたいです。

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