昨日は金曜日に引き続き、米ドルが売られる展開となりました。ドルストレートは上昇、ドル円は下落しています。実際のチャートで確認していきましょう。
ドルインデックス(DXY)

ドルインデックス4時間足チャートです。金曜日に高値を更新したと思ったら一気に崩れてきました。93.8の水平線で支えられるのか注目しています。短期足を見ると下げの圧力が強い状況ですので、下抜けする可能性も高そうです。
EURUSD

資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.44まで下落しています。ロング比率はほぼ半々まで戻っていますが、EURUSDの上昇は鈍いように見えます。1.162を超えるまではトレンド転換と決めつけない方がいいかもしれません。

4時間足は下向き、1時間足は上向きとチグハグな状況です。1時間足移動平均帯上限を上抜けし、上昇に転換したように見えます。上に日足の中間線、1.162の水平線があり、ショートのリスクリワードがいいと思っています。その場合、1.164にある4時間足移動平均帯上限を上抜けたら損切かなと思います。

15分足は上向きです。4時間足、1時間足、15分足の中間線が1.158~1.159に密集しており、買い支えられやすい形状です。短期的には上昇が続きそうにも見えます。上位足の流れでショートする場合はもう少し引き付けてからの方が良さそうです。
日足:下、4時間足:下、1時間足:上、15分足:上
USDJPY

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.35付近まで上昇しています。0.3を突破したのは9月以来なので本当に久しぶりです。USDJPYは短期的には下降トレンドに入ったようですが、長期では上と考えるトレーダーが多そうな状況。気長に反転上昇を待つのがいいかなと思います。

4時間足は上向き、1時間足は下向きとチグハグな状況です。日足の中間線はサポレジ転換しているようにも見え、さらに下げそうに見えます。4時間足移動平均帯下限は112.2あたりにあるため、まだ60pipsほどあっさり下げる展開もありそうです。
日足:上、4時間足:上、1時間足:下、15分足:下
GBPUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.46まで急落していますが、GBPUSDの上昇は限定的です。少しずつ売りを仕込むのも面白そうな状況だと思います。

日足は下向きです。昨日は大きめの陽線となり、先週木曜日の急落の半値ほど戻しています。個人的には1.36の水平線がレジスタンスになるのか注目しています。あっさり上抜けするようであれば、中間線ぐらいまで戻すかもしれません。高値の切り下げが発生しており、長期的には下目線で考えています。

4時間足、1時間足ともに下向きです。4時間足中間線を上抜けしており、さらに上昇する可能性があります。1.365~1.37に線が密集しており、1.36を上抜けするようであれば、このあたりのゾーンで売っていきたいと思っています。
日足:下、4時間足:下、1時間足:下、15分足:上
AUDUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.55付近で推移しています。AUDUSDは戻り高値を更新しておらず、まだ下降トレンド継続と考えています。

4時間足は上向き、1時間足は下向きとチグハグな状況です。日足の中間線がレジスタンスとして機能しているように見えます。0.743~0.746あたりで戻り売りを狙いたいです。4時間足移動平均帯下限が0.736あたりにあるため、一旦はこの辺りまでのショートと考えています。

15分足は上向きです。0.739の水平線がサポートしているようにも見えます。4時間足中間線を上抜けしているため、短期的にはもう少し上昇しそうに見えます。日足の中間線が0/743あたりにありますので、10pipsほど上を狙えるかもしれません。
日足:下、4時間足:上、1時間足:下、15分足:上
通貨強弱

1時間足の強弱は
JPY > EUR > USD > GBP > AUD
と見ています。そのほかの時間帯は次の図の通りです。
まとめ
EURUSD、AUDUSDの戻り売り狙いです。EURUSDは1.161あたりから売り上がって、1.164あたりを上抜けしたら損切かなと思います。AUDUSDは0.743~0.746あたりで戻り売りを狙います。利確は0.736あたりが目安だと思います。
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