昨日は米ドルが強く買われる展開となり、EURUSD、GBPUSD、AUDUSDは強く下落しました。この流れはどこまで続くのでしょうか?実際のチャートを見ていきましょう。
ドルインデックス(DXY)

昨日は米ドルが強く買われ、急上昇しています。ちょうど、前回、前々回の高値である93.2付近で止められている状態です。安値も切り上がっており、いずれ93.2を上抜けると考えていますので、押し目の後でさらなる米ドル買いがくることを想定して立ち回るのがいいかもしれません。
EURUSD

4時間足、1時間足はともに下向きです。上ひげで1時間足移動平均帯上限(=250期間移動平均線)にタッチした後、急落しました。直近安値である1.17で買い支えられた格好ですが、欧州時間以降、再び下降する可能性が高そうだと考えています。EURのついては18時に経済指標が発表されますので、そのことは考慮しておくべきだと思います。

15分足も下向きです。戻りを待ってショートするのが安全だと考えています。できれば、4時間足中間線(1.175)、15分足移動平均帯上限(1.176)、1時間足移動平均帯上限(1.177)あたりまで待って売り上がっていきたいと思っています。

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.8付近まで上昇した後、少し下がっています。相場的にも1.17の節目に到達したため、一度戻りをつける可能性が高そうです。戻り売りを狙うのがいいと思います。
日足:下、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下
USDJPY

日足は上向きです。昨日は強い米ドル買いの影響で陽線となりました。ただし、日本円も強い状況ですので、他のドルストレートの通貨ペアほど方向感がはっきりしていません。無理にトレードしなくてもいいかなと考えています。

4時間足、1時間足はともに下向きです。109.8付近に日足の中間線と4時間足中間線が重なるポイントがあり、ロングで入るならここを上抜けしてからの方がいいかもしれません。ただし上に1時間足移動平均帯上限があるため、値幅は見込めないかもしれません。反落するようならショートで入った方が値幅は見込めそうです。
日足:上、4時間足:下、1時間足:下、15分足:上
GBPUSD

日足は上向きですが、昨日の米ドル買いで中間線よりもかなり下で推移しています。移動平均帯下限が1.362にあり、ここを試す展開になる可能性がありそうです。チャートパターン的には右肩下がりの三尊のようにも見えるため、前回安値を下抜けたら下目線に切り替えたいと考えています。

4時間足、1時間足はともに下向きです。昨日はかなり強く下落したため、反発上昇する可能性もありそうです。戻り切ったところを売りたいと考えています。4時間足中間線(1.382)あたりが戻り売りの目安だと考えています。

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.82付近まで上昇した後、少し下落しています。ポジション比率はかなり偏っている状況ですので、このまますんなり下がるというよりは、一旦戻り目をつける可能性の方が高そうに見えます。戻りを待ってから売りで入りたいです。
日足:上、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下
AUDUSD

4時間足、1時間足はともに下向きです。昨日はかなり強く下落しており、戻り売りの目安とすべきは0.731付近の水平線だと考えています。ただし、豪ドルの力強さはあまり感じられない状況ですので、ここまで戻すことはないかもしれません。

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.85付近で推移しています。データを取り出した5月以降でみると、0.85あたりがロングポジション比率の上限になっており、そろそろ戻りが発生しそうな状況に見えます。戻りが収まるのを待って売りたいところです。
日足:下、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下
通貨強弱

1時間足の強弱は
JPY > USD > EUR > GBP > AUD
と見ています。そのほかの時間帯は次の図の通りです。
まとめ
GBPUSD、AUDUSDの戻り売り狙いです。GBPUSDは1.382、AUDUSDは0.73あたりまで戻るのを待ちたいところですが、チャンスはないかもしれません。
コメント