金曜日の米国雇用統計はあまりよくなかったですが、米ドルは思ったより下げなかった印象です。平穏にいけば、緩やかな米ドル買いかなと思っていますが、オミクロン株や恒大集団でまだまだ荒れる可能性がありそうです。
ドルインデックス(DXY)

ドルインデックス4時間足チャートです。平行チャネルの中間線付近で推移している状況が続いています。移動平均線の中間線に支えられているように見えるので、米ドルは緩やかに買われるイメージを持っています。
EURUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.66付近で推移しています。結果的に米国雇用統計でもあまり動きませんでしたね。VIXが下がればユーロが売られて下落再開しそうな雰囲気ですが、現時点ですぐに下落するとは判断できないと考えています。

日足は下向きです。中間線より下で推移しており、基本は下目線継続です。日足だと1.14が戻り売りの目安かなと思っていますが、なかなかトレードチャンスはなさそうです。下位足で細かく戻り売りがいい気がします。

4時間足は下向き、1時間足は上向きとチグハグな状況です。1時間足の移動平均帯下限が機能しているように見えますね。1.14付近に日足の中間線があるので、1.127~1.14のレンジがしばらく続くのかなと考えています。
日足:下、4時間足:下、1時間足:上、15分足:下
USDJPY

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.43付近で推移しています。112.5~112.7でサポートされている雰囲気なので、少しずつ買っていってもいいかなと思いますが、VIXが30を超えているので、円が買われる可能性もまだまだありそうです。

日足は上向きです。金曜日は米国雇用統計の影響もあり、長めの上ヒゲを伴った陰線になっています。中間線を上抜けするも、上ヒゲで戻されており、売り圧力が強そうに見えますね。112.5~112.7のサポートもある程度強そうですが、ここを割るようであれば短期的に下げそうにも見えます。

15分足は下向きです。113.1に1時間足中間線、15分足移動平均帯上限がありますね。このあたりが短期的な戻り売りの目安になるかもしれません。113.3にある4時間足中間線を上抜けるようであれば、114.1まで走るかもしれないので損切かなと思います。
日足:上、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下
GBPUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.75付近で推移しています。 まだロング比率が上昇する余地はありそうです。GBPUSDは下落トレンド中だと思っていますので、基本的に戻り売りを狙うのがいいと思います。

日足は下向きです。中間線より下で推移しており、基本は下目線で考えています。この3日間は11月30日の足の中で動いていおり、短期的には抜けた方向に動きそうに見えますね。ある程度戻ってくれた方が売りやすいですが、日足の高値切り下げラインまで戻るのはなかなか大変ですので、下位足で戻り売りを狙うのがいいと思います。

4時間足、1時間足ともに下向きです。水色の三角持合いを下抜けていますね。雇用統計で水色の中に戻ってきましたが、4時間足中間線に阻まれたように急落しています。1時間足レベルの高値切り下げラインまで戻ったら売りのチャンスと思っています。
日足:下、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下
AUDUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.88付近まで上昇しています。これ以上、ロング比率が上がる余地はなさそうですが、AUDUSDはこのまま下げそうな雰囲気です。ここから飛び乗るのは危険な雰囲気です。戻りがあれば売っていきたいですね。

15分足も下向きです。安値を更新し続けているじょうきょうですので、逆張りロングもショートも怖い状況。短期的には1時間足中間線が効いているように見えますので、0.705あたりまで戻れば売りを狙うのもいいかなと思います。
日足:下、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下
通貨強弱

1時間足の強弱は
JPY > EUR > USD > GBP > AUD
と見ています。そのほかの時間帯は次の図の通りです。
まとめ
弱い通貨と強い通貨がはっきりしていますので、その組み合わせを狙いたいです。強い通貨は円、ユーロ、弱いのはポンドと豪ドルですね。
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