昨晩のFOMCでドルが強く買われましたね。金利上昇観測による米ドル買いですので、逆張りをするのは控えた方が良さそうですね。実際のチャートを見ていきましょう。
ドルインデックス(DXY)

FOMCを受けて、米ドルが強く買われ、ついに90.6を大きく突破しました。長く続いた下降トレンドは明確に終わりを迎え、高値/安値の切り上げが発生しているため、上昇トレンドが始まったとみてよさそうです。現在は、過去もレジスタンスになった91.4付近で止まっている形です。ここを上抜けしたらさらに上昇しそうです。阻まれて90.6ぐらいまで押し目をつける可能性もありますので、そうなったら絶好の買いポイントだと思っています。
EURUSD

日足は上向きですが、昨日はFOCMを受けて強い米ドル買いが発生し、大きな陰線となりました。以前から意識されている1.1985の水平線で一旦は下げ止まったようです。中間線を大幅に下回っており、長期的には日足の移動平均帯下限を試す展開が予想されます。戻り目があれば売っていきたいですね。
日足:上、1時間足:下、15分足:下
USDJPY

1時間足、4時間足はともに上向きです。1時間足は移動平均線の上限、中間線、下限の乖離が大きいため、すぐのロングは控えた方が良さそうです。中間線が追い付いてくるぐらいまではまったほうが無難だと見ています。

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率がかなり下がっているのがわかります。USDJPYがさらに上昇するためには、一旦ロングポジションが増える必要がありそうですので、押し目を形成する可能性が高いように思います。
日足:上、1時間足:上、15分足:上
GBPUSD

1時間足、4時間足とも下向きです。昨晩の米ドル買いを受けて4時間足の移動平均帯を下抜けし、4時間足も下向きに転換しています。1.400に支えられて上昇する可能性もあるので、直近の安値更新で損切ということであればロングエントリーも面白いかもしれません。
日足:上、1時間足:下、15分足:下
AUDUSD

1時間足、4時間足とも下向きです。昨晩の米ドル買いの前から下向きでしたので、相場の方向にあった材料が出たため、大きく下げたように見えます。日足の節目である0.765あたりを目指して戻り売りを狙うのが良さそうです。
日足:上、1時間足:下、15分足:下
通貨強弱

1時間足の強弱は
USD > JPY > GBP > AUD > EUR
と見ています。そのほかの時間帯は次の図の通りです。
まとめ
EURUSDの戻り売り狙いです。USDJPYはロングポジション比率がかなり下がっており、さらに上昇するためには一度ロングポジションが増える必要がありそうです。
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