6/17相場分析(2021年)

相場分析

昨晩のFOMCでドルが強く買われましたね。金利上昇観測による米ドル買いですので、逆張りをするのは控えた方が良さそうですね。実際のチャートを見ていきましょう。

ドルインデックス(DXY)

FOMCを受けて、米ドルが強く買われ、ついに90.6を大きく突破しました。長く続いた下降トレンドは明確に終わりを迎え、高値/安値の切り上げが発生しているため、上昇トレンドが始まったとみてよさそうです。現在は、過去もレジスタンスになった91.4付近で止まっている形です。ここを上抜けしたらさらに上昇しそうです。阻まれて90.6ぐらいまで押し目をつける可能性もありますので、そうなったら絶好の買いポイントだと思っています。

EURUSD

日足は上向きですが、昨日はFOCMを受けて強い米ドル買いが発生し、大きな陰線となりました。以前から意識されている1.1985の水平線で一旦は下げ止まったようです。中間線を大幅に下回っており、長期的には日足の移動平均帯下限を試す展開が予想されます。戻り目があれば売っていきたいですね。

1時間足、4時間足ともに下向きです。1時間足レベルで見ると直近の安値を大きく下回っており、どこかでショート勢の利益確定がありそうです。戻り目を待って入るようにしましょう。

15分足も下向きです。昨晩の下げを受けて15分足移動平均帯が広がっていましたが、中間線(水色二重線)が追い付いてきたところでもう1段下げました。本日の欧州以降、戻りがあれば入りやすいと思っています。

日足:上、1時間足:下、15分足:下

USDJPY

日足は上向きです。昨日の米ドル買いをうけて、直近高値である110.96に迫る勢いです。高値を更新するとさらに上昇する可能性が高まります。買っていきたい通貨ペアだと思っています。

1時間足、4時間足はともに上向きです。1時間足は移動平均線の上限、中間線、下限の乖離が大きいため、すぐのロングは控えた方が良さそうです。中間線が追い付いてくるぐらいまではまったほうが無難だと見ています。

15分足も上向きです。15分足レベルでは中間線が追い付いてきました。一旦15分足を下抜けて、下げ止まったあたりで買いを仕込みたいですね。

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率がかなり下がっているのがわかります。USDJPYがさらに上昇するためには、一旦ロングポジションが増える必要がありそうですので、押し目を形成する可能性が高いように思います。

日足:上、1時間足:上、15分足:上

GBPUSD

日足は上向きです。昨日は米ドル買いを受けて大きめの陰線となりましたが、1.400付近で下げ止まっているように見えます。ここで反発するなら買ってみるのも面白いかもしれません。

1時間足、4時間足とも下向きです。昨晩の米ドル買いを受けて4時間足の移動平均帯を下抜けし、4時間足も下向きに転換しています。1.400に支えられて上昇する可能性もあるので、直近の安値更新で損切ということであればロングエントリーも面白いかもしれません。

15分足は下向きです。リスクリワード的には逆張りロングがよさそうですが、ファンダによる米ドル買いですので、入る場合は小ロットにしましょう。

日足:上、1時間足:下、15分足:下

AUDUSD

日足は上向きですが、豪ドルには力強さがありません。直近のレンジも下抜けしたように見えますので、0.756を試す展開が予想されます。

1時間足、4時間足とも下向きです。昨晩の米ドル買いの前から下向きでしたので、相場の方向にあった材料が出たため、大きく下げたように見えます。日足の節目である0.765あたりを目指して戻り売りを狙うのが良さそうです。

15分足も下向きです。こちらも戻り売りで問題なさそうです。まずは1時間足の中間線(黄色二重線)を目安に売ってみるのがいいかもしれません。

日足:上、1時間足:下、15分足:下

通貨強弱

1時間足の強弱は

USD > JPY > GBP > AUD > EUR

と見ています。そのほかの時間帯は次の図の通りです。

まとめ

EURUSDの戻り売り狙いです。USDJPYはロングポジション比率がかなり下がっており、さらに上昇するためには一度ロングポジションが増える必要がありそうです。

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