8/19相場分析(2021年)

相場分析

昨晩から今日にかけて、米ドルが強く買われています。早速実際のチャートで確認していきましょう。

ドルインデックス(DXY)

93.2の前回高値で押さえられたあと、上抜けして強く上昇しています。3月末の年初来最高値も更新しており、かなり強い米ドル買いになっていることがわかります。

EURUSD

日足は下向きです。本日の米ドル買いで前回安値の1.17を下抜けしています。次の節目は昨年11月につけた1.16だと思いますので、ここを目指す攻防になってくると考えています。基本は戻り売り戦略でいいと思います。

4時間足、1時間足はともに下向きです。1.17で一旦は反発したものの、1時間足中間線に上値を押さえられて下落しています。

15分足も下向きです。15分足チャートでみると1時間足中間線で何度も跳ね返されていることがわかります。戻り売りの目安は1時間足中間線(1.17)でいいのかもしれませんね。

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.80まで上昇しています。ロングで捕まっているトレーダーがかなりいそうなので、多少チャートが上に上がってきても上値が重そうです。

日足:下、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下

USDJPY

日足は上向きです。昨日と本日の上昇で中間線を上抜けています。日足で見るとまだまだレンジですので、積極的にトレードしなくてもいいかなと思います。

4時間足は下向き、1時間足は上向きとチグハグな状況です。昨日は1時間足移動平均帯の上限で押さえられたものの、再度上昇して上向き転じました。現在は4時間足移動平均帯上限で反落している格好です。4時間足レベルで見ると高値安値が切り上がっているようにも見えるので、このまま上昇する可能性もありそうです。

15分足は上向きです。現在は4時間足移動平均帯上限(=250期間移動平均線)で押さえられて反落しています。短期的にはもう少し下げるかもしれません。経常的には109.9あたりで押し目買いするのも面白いかもしれません。

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.30まで下がっています。ショートポジションがある程度溜まっている状況ですので、価格が下がってもショートポジションの決済が入って底堅くなる可能性が高そうです。上目線でよさそうに見えます。

日足:上、4時間足:下、1時間足:上、15分足:上

GBPUSD

日足は上向きです。昨日は小さな陽線になりましたが、本日の米ドル買いでこれまでのところ大きな陰線になりそうな勢いです。移動平均帯下限がある1.362を試す展開を予想しています。

4時間足、1時間足はともに下向きです。FOMC議事要旨以降、強く下げていることがわかります。急反発も警戒する必要があるため、戻り売り戦略が安全だと思います。

15分足は下向きです。直近は15分足中間線を上抜けることなく推移しており、かなり強く下げていることがわかります。このまま飛び乗るのは危険に見えますので、戻りを待って売りたいと考えています。

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.78まで上昇しています。ポジションがロングに偏っている状態ですので、ロング勢の決済売りのため上値が重くなりそうです。

日足:上、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下

AUDUSD

日足は下向きです。中間線からも乖離しており、強く売られていることがわかります。下降チャネルを引くとセンターラインよりも下に位置しており、戻り目を待った方が安全そうです。

4時間足、1時間足はともに下向きです。直近は1時間足中間線を上抜けることなく下げており、かなり強くさげていることがわかります。戻りを待って売りたい状況です。

15分足も下向きです。一方的に下げていることがわかります。戻りの目安は1時間足中間線(0.723)あたりだと考えています。

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.89まで上昇しています。これはデータを取り出した5月以降で最も高い値です。何かのきっかけで急上昇する可能性がありそうですので、ショートは戻りを待った方が安全だと思います。

日足:下、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下

通貨強弱

1時間足の強弱は

USD > JPY > EUR > GBP > AUD

と見ています。そのほかの時間帯は次の図の通りです。

まとめ

強弱的にはAUDUSD、GBPUSD、EURUSDの戻り売りが良さそうです。AUDUSDは0.723、GBPUSDは1.375、EURUSDは1.17あたりまでの戻りを待ちたいです。

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