先週はほぼ一方的に米ドルが買われる展開となりました。今週はジャクソンホール会議が開催されるため、大きな流れが変わる可能性がありそうです。
ドルインデックス(DXY)

先週は米ドルが買われ続ける展開となりました。金曜日の夜に少しだけ米ドルが売られましたが、これでポジション調整が終わって米ドル買いが再開されるのか、もう少し売られるのかは慎重に見極めたいところです。
EURUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.71あたりまで下がっています。ポジション比率は若干下がり気味で、EURUSDは少し戻しやすい状況なのかもしれません。

4時間足、1時間足はともに下向きです。1.17の節目を下抜けた後、再び1.17まで上昇してきました。上に4時間足中間線も控えており、このあたりで上値が重くなる可能性が高いと考えています。反落が確認できたらショートで入るのが面白そうです。

15分足は上向きです。金曜日の上昇で15分足移動平均帯上限を上抜けしました。1.17の節目に戻ってきましたので、売りで入りやすい状況だと考えていますが、ロングポジション比率が下がってきていることもあり、もう少し上昇が続く可能性もありそうです。ショートで入る場合は、下落再開を確認してから入りたいところです。
日足:下、 4時間足:下、1時間足:下、15分足:上
USDJPY

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.40付近で推移しています。ポジション比率の偏りはあまりないため、現時点ではあまりトレンドが出るような雰囲気はなさそうです。

日足は上向きです。現状、中間線付近で推移しており、上下ともにあまり方向感がない状況です。日足レベルでは109.0~110.7のレンジになっているようにも見え、現在はちょうど真ん中あたりに位置しています。無理にトレードしなくてもいいかなと考えています。

4時間足、1時間足はともに下向きですが、どちらもほぼ横向きでレンジ上になっているようです。直近は109.5~109.9のレンジになっているようにも見えます。方向感がないので逆にレンジ戦略で小さく取っていく方がいいのかもしれません。

15分足は上向きですが、方向感はあまりありません。15分足の移動平均線は8pipsほどの範囲に密集しています。109.5~109.9のレンジを抜けたらその方向に、抜けるまではレンジ戦略がいいのかもしれません。
日足:上、 4時間足:下、1時間足:下、15分足:上
GBPUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.89付近で推移しています。ロングポジションはほぼ飽和状態で、いつ調整の戻りがあってもおかしくない状況です。

日足は上向きですが、移動平均帯下限に到達しており、ここを下抜けすると下向きに転換しそうです。ちょうど前回の実体安値とほぼ同じ水準になっており、チャートパターン的にもここを下抜けすると三尊が成立しそうです。明確に下抜けするならショート、反発上昇するならロングで入りたいです。
日足:上、 4時間足:下、1時間足:下、15分足:下
AUDUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は092付近で推移しています。データを取り始めた5月以降では最もポジション比率がロングに偏っており、ポジション調整が起こりそうな雰囲気です。

15分足も下向きです。1時間足中間線で上値を押さえられていますが、この線を上抜けするようであれば短期的な上昇が発生する可能性があると考えています。デイトレ的には上昇を狙うのも面白そうだと考えています。
日足:下、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下
通貨強弱

1時間足の強弱は
JPY > USD > EUR > GBP > AUD
と見ています。そのほかの時間帯は次の図の通りです。
まとめ
ジャクソンホール会議をにらんで既存ポジションを手放す動きがあるかもしれません。その場合は短期的な米ドル売りが発生しそうですので、現在のポジションの偏りも考慮するとEURUSD、GBPUSD、AUDUSDのロングを狙う方がいいのかもしれません。
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