昨日は米国の経済指標に振り回される1日でした。今日は英国の重要指標がありますので、ポンドをトレードする際は注意しましょう。
ドルインデックス(DXY)

米国の指標の影響で上下に激しく動きました。チャート的には調整下落のトレンドラインまで戻ってきているので、下落を再開するのか、トレンドラインを上抜けするのか注目のポイントです。
EURUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.62まで上昇しています。EURUSDは長期足のトレンドの通り、下方向の圧力の方が強そうな雰囲気です。
日足:下、4時間足:下、1時間足:上、15分足:下
USDJPY

4時間足、1時間足はともに下向きです。現在は日足の中間線を上抜けしたところで推移しています。109.8に1時間足の移動平均帯上限があるため、この辺りで上値が重くなりそうな雰囲気です。直近の高値も109.8付近にあるので、この辺りまで踏まれるのを覚悟で売るのも面白そうです。

15分足は上向きです。昨日の指標の影響で一気に15分足移動平均帯上限を上抜けし、上昇に転じました。その後、15分足の中間線を下抜けることなく上昇しています。15分足中間線を下抜けするようであれば、上昇の勢いが落ち着いたということで売ってもいいかもしれません。

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.33まで急落しています。ただし、ポジション比率の下落幅と比較して、USDJPYの上昇は緩やかな印象を受けますので、上げにくい環境なのかもしれません。
日足:上、4時間足:下、1時間足:下、15分足:上
GBPUSD

日足は上向きです。こちらも米国の経済指標に振り回された形で、上ひげを伴った陰線となりました。移動平均帯上限で上ひげが止められているのも面白いところです。現在は中間線で支えらっるように推移しており、上を目指すのかなという印象です。

4時間足、1時間足はともに上向きです。チャートは完全にレンジ状態になっているように見えます。日足の移動平均帯上限(1.396)と日足中間線(1.388)の間で推移している雰囲気です。レンジ下限の下に1時間足移動平均帯下限もありますので、レンジ下限でロングするのが良さそうです。

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.30まで上昇しています。ただし、ポジション比率の変動と比較して、GBPUSDの下落は限定的で、下げにくい相場環境に見えます。
日足:上、4時間足:上、1時間足:上、15分足:下
AUDUSD

日足は下向きです。昨日は上ひげを伴った陰線となっています。上ひげは中間線で止められているのも興味深いですね。本日は現在まで陽線となっていますが、豪ドルはあまり強さを感じないので、買うなら中間線を上抜けてからにした方が無難だと思います。

4時間足は下向き、1時間足は上向きとチグハグな状況です。チャートも非常にわかりにくい状況に見えます。日足の中間線が効いているようなので、ここまで戻ったらショートしてもいいのかもしれません。上抜けたらドテンを検討しましょう。

15分足は下向きですが、移動平均線が10pipsほどの範囲に密集しており、方向感がありません。4時間足~15分足の中間線が0.739付近に集中しているため、それぞれの時間足を見ている参加者からみても方向感がない状況に見えていると考えられます。

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.53付近で推移しています。上下どちらにも動きそうな形だと思いますので、安易にトレードすべきではないかなと思います。
日足:下、4時間足:下、1時間足:上、15分足:下
通貨強弱

1時間足の強弱は
AUD > JPY > GBP > EUR > USD
と見ています。そのほかの時間帯は次の図の通りです。15分足ではUSDが一番強い状況ですが、1時間足では最弱となっており、米ドル売りに転じそうな雰囲気があります。
まとめ
米ドルが強いのか弱いのかはっきりしないので非常に難解です。強いて言うならGBPUSDのロング狙いですが、今日は見送ってもいいのかもしれません。ポンドをトレードする場合は、経済指標に注意しましょう。
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