昨日は米ドルが買われていましたが、NY時間から一変して米ドルが売られ、ドル関連の通貨ペアはあまり値動きが出ませんでした。今後どのように動くのか、実際のチャートを分析していきましょう。
ドルインデックス(DXY)

昨日は米ドルが買われ、欧州時間に9.288付近まで上昇しましたが、NY時間に大きく売られ、終値がほぼ始値と同じ値になりました。日足でみると強い売り圧力を感じる形ですので、少し下げてくる可能性がありそうですが、中期的には上昇トレンド中と見ています。
EURUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.73まで上昇した後、0.48まで下げています。再度上昇するように見えますので、米ドル売りが落ち着いたら、EURUSDは再度下げてくる可能性が高そうです。

日足は下向きです。昨日は長い下ひげを伴っており、上昇圧力が強そうな形に見えます。すぐ上に日足の中間線があるため、ここが抵抗になるようであれば1.17を目指して下げてくると思いますが、上抜けするようだとわかりづらくなります。

4時間足は上向き、1時間足は下向きとチグハグな状況です。昨日は下落したものの、4時間足移動平均帯下限に支えられて反発上昇しています。現在は1時間足、4時間足、日足の中間線が密集している価格帯に達しており、1.183で阻まれるようであれば再度下落してくると考えています。
日足:下、4時間足:上、1時間足:下、15分足:下
USDJPY

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.37付近まで下落しています。価格もポジション比率も大きなレンジの中といった感じですので、もうしばらくはレンジが続く可能性もありそうです。
日足:上、4時間足:上、1時間足:上、15分足:上
GBPUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は一旦0.54まで上昇した後、少しずつ下落しており、現在は0.37付近で推移しています。ポンドも米ドルも強い状況ですので、他の弱い通貨ペアとの組み合わせをトレードする方がいいかもしれません。
日足:上、4時間足:上、1時間足:上、15分足:上
AUDUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.36付近まで上昇しています。ロングポジション比率は底を打った後で上昇しているように見えますので、しばらくは上昇のターンかなと思います。AUDUSDは下げ基調が続きそうに見えます。

15分足は下向きです。ちょうど直近のレンジ下限に達しており、もし反発上昇するならショートのチャンスだと思います。1時間足と4時間足の中間線が0.7355付近にあるため、この辺りがショートの目安になりそうです。
日足:下、4時間足:上、1時間足:下、15分足:下
通貨強弱

1時間足の強弱は
GBP > USD > JPY > EUR > AUD
と見ています。そのほかの時間帯は次の図の通りです。
まとめ
AUDUSD、EURUSDのショートがよさそうです。AUDUSDは戻るなら0.735あたり、EURUSDは1.18を下抜けするまで様子を見た方が安全かなと考えています。
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