金曜日は欧州時間まで米ドルが買い戻される展開となりました。ドル円以外のドルストレート通貨ペアは陰線となりました。ドル円は注目していた110.7を上抜けしてきました。レンジブレイクで上昇するのか、レンジ内に戻されるのか注目です。中国恒大がドル建て債券の利払いができなかったという報道もあり、リスクオフになる可能性もありそうです。
ドルインデックス(DXY)

93.0の水平線に支えられて、金曜日は強く上昇しました。このまま93.5の高値を更新するのか注目です。中国恒大の社債関連のニュースも気になるところです。
EURUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.64まで上昇しています。ポジション調整も終わったように見えますので、EURUSDは下降再開するかもしれません。

15分足も下向きです。 1.172~1.174にかけて1時間足と4時間足の中間線、15分足の移動平均帯上限があるため、ここらで上値が重くなりそうです。20pipsほど踏まれる覚悟で少しずつ売り上がっていくが面白いと思っています。
日足:下、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下
USDJPY

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.14まで下落しています。データを蓄積し始めた5月以降で最低の水準まで下がっており、そろそろポジション調整がありそうです。リスクオフになりそうな材料もあり、USDJPYは下落する可能性を考慮しておくべきだと思います。

日足は上向きです。 3日連続の陽線でレンジ下限(109.0)からレンジ上限(110.7)まで一気に上昇しました。リスクリワード的にはショートで入って、続伸するならドテン買いが良いかなと思います。安全に行くなら少し様子見したいところです。

4時間足、1時間足はともに上向きです。 1時間足中間線まで戻ることなく、強く上昇しています。ただ、ポジション比率的には一旦押し目をつけそうな状況ですので、このままロングするのはリスキーかなと思っています。

15分足も上向きです。 右肩上がりが続いており、あからさまに上昇トレンド中です。ロングポジション比率が5月以降の最低値に達しており、そろそろ調整しそうな状況です。加えてリスクオフになりやすい状況だと見ていますので、ロング飛び乗りは危険だと思います。
日足:上、4時間足:上、1時間足:上、15分足:上
GBPUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.71付近まで上昇しています。ポジション調整が入ったので、GBPUSDは1.36下抜けを試す展開になると考えています。

4時間足、1時間足はともに下向きです。 日足の中間線と1時間足移動平均帯上限付近で止められているように見えます。EURUSDと比べても上昇の勢いが弱いように見えるので、ショートしやすい通貨ペアだと考えています。

15分足も下向きです。 右肩下がりの逆三尊のような形状ですですが、成立せずに落ちていきそうな雰囲気です。新規で入るなら1時間足中間線(1.3687)もしくは4時間足中間線と15分足移動平均帯上限がある1.37あたりがいいかなと思います。
日足:下、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下
AUDUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.65まで上昇しています。一旦ポジション調整を挟んでいるので、ロングポジション比率は上昇余地が十分にありそうです。AUDUSDは.722の安値更新を試す展開になりそうです。

15分足も下向きですが、15分足中間線は上抜けしており、安値も切り上がっているよなので、現在は調整局面に見えます。戻り売りの目安は1時間足中間線がある0.727あたり、もしくは4時間足中間線と15分足移動平均帯上限が重なる0.728あたりが目安かなと思います。
日足:下、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下
通貨強弱

1時間足の強弱は
USD > EUR > AUD > GBP > JPY
と見ています。そのほかの時間帯は次の図の通りです。
まとめ
GBPUSD、AUDUSDの戻り売りが狙いです。GBPUSDは少し踏まれる前提ですぐに売ってもいいかもしれません。AUDUSDは0.7272~0.728あたりが戻り売りの目安かなと思っています。USDJPYはリスクオフによる円買いの可能性があり、すぐのロングはやめておきたいと思っています。
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