昨日は円がかなり売り込まれ、クロス円は軒並み上昇しました。ドル円は久々に111円台に突入しています。この状況が続くのか、早速チャートを見ていきましょう。
ドルインデックス(DXY)

ドルは中間線に支えられながら順調に上昇しています。93.5の高値付近に到達しており、高値を更新するのか注目です。
EURUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.71付近で推移しています。1.168の直近安値付近に到達していますが、ロングポジションにはまだ余裕があり、このままEURUSDが1.168を下抜けする可能性は十分にありそうです。
日足:下、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下
USDJPY

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.09まで下がっています。円が極端に売られているように見え、どこかで調整が入るかなと思っています。データを取り始めた5月以降で最もロング比率が少ない状況になっており、いつ調整が入ってもおかしくない状況に見えます。

日足は上向きです。直近のレンジ上限だった110.7を上抜けしてから一気に上昇しました。次の目標は111.6にある前回高値だと思っています。ポジション比率がかなり偏っているので、ここにタッチしたら調整に入るかもしれませんね。
日足:上、4時間足:上、1時間足:上、15分足:上
GBPUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.54付近で推移しています。ポジション比率のグラフをみても、どちらに動くのかわかりにくい状況です。GBPUSDは長期的にはまだ下優勢だと思っていますが、1時間足レベルだと方向感がわからなくなっているように見えます。

日足は下向きです。昨日は陽線となりましたが、高値は少しずつ切り下げており、売りが優勢だと考えています。中間線が1.375付近にあり、直近安値が1.136にありますので、リスクリワード的にもショートしやすい位置かなと思います。
日足:下、4時間足:下、1時間足:下、15分足:上
AUDUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.53付近で推移しています。上にも下にも動く余地がたっぷりあります。AUDUSDのチャート的には、直近高値付近に到達しているため、売りたくなる状況だと思いますが、安値を切り上げているため、要注意です。

4時間足は下向き、1時間足は上向きとチグハグな状況です。1時間足移動平均帯上限を上抜けし、安値が切り上がっています。15時台に一気に下落しており、このまま1時間足移動平均帯下限を下抜ければ、下落が再開するかもしれません。

15分足は上向きですが、15時台の下落の影響で15分足の移動平均帯下限を下抜けたようにも見えます。このまま安値を下抜けるようであれば、直近の上昇が下向きに転換するかもしれません。4時間足、日足は下向きですので、一気に下げるかもしれません。
日足:下、4時間足:下、1時間足:上、15分足:上
通貨強弱

1時間足の強弱は
AUD > USD > GBP > EUR > JPY
と見ています。そのほかの時間帯は次の図の通りです。
まとめ
EURUSDのショートが狙いやすそうです。AUDUSDも0.726を下抜けるようならついていくのも良さそうです。
コメント