金曜日に発表された米国の経済指標が思いのほか悪く、米ドル売りが継続する展開となりました。米ドルが市場の主役になっている状況が続いており、今週も米ドルの状況を正しく把握することで正しい方向にトレードできると思います。
ドルインデックス(DXY)

この1週間ほど中間線を上抜けることなく推移しており、下降トレンドが鮮明です。次の目標は91.8だと考えており、ここを目指して米ドルが売られると考えています。
EURUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.24付近で推移しています。もう少しだけポジションロングポジションが減少する余地がありそうですが、調整が入ってもおかしくない状況にも見えます。

4時間足、1時間足はともに上向きです。 1時間足中間線で支えられている状況が続いていますが、もし下抜けするようであれば日足と4時間足の中間線が重なる1.184ぐらいまでストンと下がるかもしれません。場合によっては1.18あたりまで下げるかもしれないと考えています。

15分足は上向きです。 直近の勢いではもう少し下げてきそうな雰囲気もあり、すぐにロングする状況ではないように思います。現状はポジション比率もかなり偏っているため、押し目買いを狙うなら上昇を確認してからエントリーしたいところです。
日足:下、4時間足:上、1時間足:上、15分足:上
USDJPY

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.45まで上昇しています。ロングもショートも拮抗しており、現状はトレンドがない状態に見えます。大きな動きが出てからついていくべきかなと思います。

4時間足、1時間足はともに下向きです。金曜日の米国経済指標で米ドルが売られ、4時間足移動平均帯下限、1時間足移動平均帯下限を一気に下抜けしました。直近安値である109.6付近で支えられていますが、ここから上昇するとは限りませんので様子見でいいかなと思います。

15分足は下向きです。直近のレンジ下限であった109.8あたりを下抜けした後、一気に20pipsほど下落しました。短期的には売りが優勢だと思いますので、売りで入るなら109.8あたりまで戻りを待って売る方がいいかもしれません。
日足:上、4時間足:下、1時間足:下、15分足:下
GBPUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.19まで減少しています。データの蓄積を開始した5月以降の最小値は0.08なので下落余地はあまりないように見えます。GBPUSDの反落を気に掛けておくべきかなと思います。

4時間足、1時間足はともに上向きです。 基本は上目線ですが、ポジション比率もかなり偏っているため押し目を待ってエントリーしたいところです。目安は日足と4時間足の中間線がある1.38あたりかなと考えています。

15分足も上向きです。上位足含めて上向きでそろっているため、ロングでエントリーしたいところです。15分足チャートだと1時間足中間線が比較的機能しているように見えます。1.3845付近で反発するようであれば打診買いしても面白いかもしれません。本命は4時間足中間線がある1.38だと考えています。
日足:上、4時間足:上、1時間足:上、15分足:上
AUDUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.11までするする下落しています。データ蓄積を開始した5月以降では最も低い値となっており、調整下落を想定しておくべきだと思います。

4時間足、1時間足はともに上向きです。チャートを見ると1時間足中間線をほぼ下回らずに上昇しており、強いトレンドが出ているように見えます。ポジション比率がかなり偏っているので調整の下落はあるかもしれませんが、逆張りで入るのはリスキーかなと思います。
日足:下、4時間足:上、1時間足:上、15分足:上
通貨強弱

1時間足の強弱は
AUD > GBP > EUR > JPY > USD
と見ています。そのほかの時間帯は次の図の通りです。
まとめ
GBPUSDの押し目買いを狙いたいです。本命は1.38です。1.3845あたり上昇の動きを見せたら打診で入ってもいいかもしれません。
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