昨晩の米国の指標で米ドルが大きく売られました。中期的には米ドルが買い戻されると思いますが、タイミングはわからないですね。実際のチャートで確認していきましょう。
ドルインデックス(DXY)

ドルインデックス4時間足チャートです。昨晩のFOMCで大きく下落し、4時間足中間線を割り込んでしまいました。zigzagの高値が決まって底を探っている状況だと思います。
EURUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.75付近で推移しています。EURUSDはレンジ圏を上に抜けたように見えます。ここから上昇トレンドが始まってもおかしくない状況だと思いまます。

4時間足、1時間足ともに下向きです。昨晩は米ドル売りで急上昇しましたが、1時間足移動平均帯上限で上昇が止まっている状態です。米ドルが買い戻されるタイミングで下落すると考えていますが、もう少し上昇してもおかしくない状況です。
日足:下、4時間足:下、1時間足:下、15分足:上
USDJPY

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.24付近で推移しています。昨晩の下落後、少し戻しています。ここが押し目になるのか、さらに下落するのかわかりにくい状況です。

日足は上向きです。中間線より上で推移していますねが、中間線がだいぶ追いついてきました。中間線あたりで押し目買いを考えています。あと250pipsほど下落したらスイングでロングを狙うのもいいと思います。

4時間足、1時間足ともに上向きです。昨晩の米ドル売りで1時間足移動平均帯下限を割り込みましたが、次の足で再び上抜けしました。現在は安値圏でもみ合っている状況です。128.6を割り込むようならさらに下落しそうです。

15分足は下向きです。ダブルボトムのような形に見えますが、このまま上昇するかは不透明ですね。現在は1時間足と4時間足の中間線がある価格帯で揉み合っているようです。1時間足中間線で反落する可能性もありそうです。
日足:上、4時間足:上、1時間足:上、15分足:下
GBPUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.80付近で推移しています。GBPUSDはレンジ圏を上抜けしているようで、上昇トレンドに転換する可能性もありそうです。

4時間足、1時間足ともに下向きです。4時間足中間線で上値を押さえられていましたが、昨晩の米ドル売りで急上昇し4時間足中間線を一気に上抜けしました。高値切り下げラインも上抜けしているので、上昇に転じる可能性も考慮して立ち回った方がいいでしょう。

15分足は上向きです。昨晩のFOMCで上下に大きく動いたのがわかりますね。急騰の後、高値圏でもみ合っていましたが、直近は急落しています。このまま全戻しになる可能性もありそうですので、安易なエントリーはやめておいた方が無難でしょう。
日足:下、4時間足:下、1時間足:下、15分足:上
AUDUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.76まで下落しています。AUDUSDは下降トレンド中で調整局面でしたが、昨晩の米ドル売りで一気に上昇しています。短期的にはまだ上昇するかもしれません。

4時間足は下向き、1時間足は上向きとチグハグな状況です。昨晩の急上昇で1時間足移動平均帯上限を上抜けしています。上に日足の中間線があり揉み合っていますが、4時間足と1時間足の中間線に支えられて上昇する可能性も十分ありそうです。

15分足は上向きです。現在は高値圏でもみ合いながら少しずつ下落しているように見えます。1時間足中間線が効いているように見えますので、0.719あたりで反発上昇する可能性もありそうです。ただ米ドルが買い戻されている傾向が強ければ反発しないで下抜ける可能性もありますので、プライスアクションを見てエントリーするか決めたいところです。
日足:下、4時間足:下、1時間足:上、15分足:上
通貨強弱

1時間足の強弱は
AUD > USD > JPY > EUR > GBP
と見ています。そのほかの時間帯は次の図の通りです。
まとめ
米ドルが買い戻されるのか、売られるのか判断が難しいですね。米ドルが買い戻されるならUSDJPYのロング、米ドルが売られるならAUDUSDのロングがいいかなと思います。現時点ではどちらになるのかわかりづらい状況だと思います。
コメント