金曜日は週末の流れか、米ドル買いの展開になりました。VIXは20を下回って推移しており、リスクオン傾向があるように思います。特に豪ドルが強い状況になっています。早速実際のチャートを見ていきましょう。
ドルインデックス(DXY)
ドルインデックス4時間足チャートです。4時間足中間線まで戻ったところでクローズとなっています。中期的には米ドル売りの流れになっていると思います。106.9付近の高値を更新するか注目です。
EURUSD
個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.63付近まで上昇しています。4時間足レベルでは上昇トレンド中、日足だと下降トレンド中なのでわかりにくい状況が続いています。
日足は下向きです。金曜日は平行チャンネル上限で反落して中間線を割りました。スイングでショートを狙いやすい位置だと思います。1.037を超えて上昇するようなら一旦損切しておいた方がいいかもしれません。
4時間足、1時間足ともに上向きです(図は4時間足チャート)。ただ日足の高値切り下げラインに阻まれて反落しているようにも見えます。ロングを狙うならしっかり押し目を待った方がいいでしょう。
15分足は下向きです。15分足移動平均帯下限を割って下落しています。4時間足と1時間足の中間線で上値を押さえられているように見え、短期的には売りがいいかもしれませんね。
日足:下、4時間足:上、1時間足:上、15分足:下
USDJPY
個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.31付近で推移しています。USDJPYは方向感がない値動きが続いています。ロングもショートも狙いづらい状況だと思います。
日足は上向きです。131.5の水平線で支えられているように見えます。中間線まで上昇してきました。このまま上抜けるようならスイングロングしてもいいと思います。
4時間足、1時間足ともに下向きです(図は4時間足チャート)。高値切り下げラインが意識されてるように見えますね。上に4時間足と日足の中間線もあり、売り圧力がかかりやすい価格帯に到達しているようです。デイトレならショートで入るのも面白いと思います。高値切り下げラインを上抜けるならドテンもありかもしれません。
15分足は上向きです。短期では上昇トレンドが発生していますが4時間足中間線で上値を押さえられている様子。安値を更新するようならショートを狙いたいです。
日足:上、4時間足:下、1時間足:下、15分足:上
GBPUSD
個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.67まで上昇しています。GBPUSDは中期的には上昇トレンド中かなと思っています。短期的には調整下落しているようで、そろそろ買ってもいい頃合いかなと考えています。
日足は下向きです。金曜日の下落で中間線を割ってきました。ショートのリスクリワードがよく、狙い目かなと思います。
4時間足は上向き、1時間足は下向きとチグハグな状況です(図は4時間足チャート)。日足の高値切り下げライン付近でダブルトップを形成しているようにみえますね。ネックラインにあたる1.20を割ったら大きく下げるかもしれません。
15分足は下向きです。1時間足移動平均帯下限を割って下向きに転じており、4時間足中間線に上値を押さえられている様子。短期で売りを狙うのもいいと思います。
日足:下、4時間足:上、1時間足:下、15分足:下
AUDUSD
個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.23まで下落しています。AUDUSDは上昇トレンドが続いていますね。米ドルが弱いうちは買っていきたい通貨ペアだと思います。
日足は下向きですが、中間線、高値切り下げラインを上抜けてさらに上昇しています。一旦は上を目指して0.72付近にある日足の移動平均帯上限まで上昇してくるかもしれません。豪ドルは強い状況なので米ドルより弱いポンドなどと組み合わせるのもいいかもしれません。
4時間足、1時間足ともに上向きです(図は4時間足チャート)。豪ドルが強く、押し目らしい押し目がありませんね。引き続き押し目待ちですが、どこかで思い切ってロングで入るのもいいかもしれません。
15分足は上向きです。ここのところはレンジになっていますね。短期トレードなら0.709~0.713のレンジを狙うのもいいかなと思います。
日足:下、4時間足:上、1時間足:上、15分足:上
通貨強弱
1時間足の強弱は
AUD > EUR > JPY > USD > GBP
と見ています。そのほかの時間帯は次の図の通りです。
まとめ
GBPUSD、EURUSDのショートを狙います。どちらも日足の高値切り下げライン付近でダブルトップを形成しており、リスクリワード的にも売りが狙いやすい状況だと思います。
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