金曜日は若干米ドルが売られる展開になりました。VIXは27前後で推移しており、落ち着いているように見え、ややリスクオン気味になっているのかもしれません。実際のチャートで確認していきましょう。
ドルインデックス(DXY)

ドルインデックス4時間足チャートです。四半期末のフローの影響か、米ドルの強弱がはっきりしない状況です。値動きの幅が縮小しており、そろそろどちらかに大きく動きそうな雰囲気です。
EURUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.62付近で推移しています。EURUSDは揉み合いが続いていますね。方向感がない状況なのでレンジ戦略が合っているのかもしれませんね。

日足は下向きです。下降トレンド中の調整局面が続いています。1.06付近に中間線があり、この辺りを目安にスイングでショートを狙いたいと思っています。平行チャネルの上限も近くにあり、売りの方が優位性があると思います。

4時間足は下向き、1時間足は上向きとチグハグな状況です。1時間足チャートで見ると安値が少しずつ切り上がってるように見えます。1.06で上値が押さえられており、当面はこの中で小さく取るのがいいのかもしれませんね。

15分足は上向きです。レジスタンスになっていた1.0545を上抜けしてきました。短期的にはまだ上昇しそうに見えます。次の目標になりそうな1.06まで50pipsほどあるので短期ならロングで入るのも面白そうです。
日足:下、4時間足:下、1時間足:上、15分足:上
USDJPY

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.26付近で推移しています。USDJPYは上昇トレンド中の調整局面ですが、少し上昇しそうな兆しが出てきました。7月に入るまでは実需筋の円買いの可能性もあるので様子見したいところではあります。

4時間足、1時間足ともに上向きです。1時間足移動平均帯は狭まってきており、短期的には下降トレンドに転換する可能性もありそうです。特に四半期末のフローで円が買われやすい状況ですので、急落には気を付けたいですね。
日足:上、4時間足:上、1時間足:上、15分足:下
GBPUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.69付近で推移しています。GBPUSDは方向感がない状況が続いています。直近は1.217~1.233のレンジが続いており、抜けた方向についていくのがいいのかなと思います。
日足:下、4時間足:下、1時間足:上、15分足:上
AUDUSD

個人投資家のポジション推移をみると、ロングポジション比率は0.69付近で推移しています。AUDUSDは下降トレンド中ですが、安値圏での揉み合いが続いています。そろそろどちらかに大きく動くかもしれませんね。
日足:下、4時間足:下、1時間足:下、15分足:上
通貨強弱

1時間足の強弱は
EUR > GBP > USD > JPY > AUD
と見ています。そのほかの時間帯は次の図の通りです。
まとめ
米ドルの強弱がはっきりしないのでわかりにくい相場だと思います。四半期末で複雑な動きになるかもしれないので、しばらくはトレードしなくてもいいかもしれません。
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